読者人気と直木賞を両立の米澤穂信さん「黒牢城」…選考委員もうならせた歴史小説とミステリーの融合

世間一般の人気と選考委員の評価―。融合が難しい、この二つの要素を見事に両立させてエンターテインメント小説の最高峰に輝いた作家がいる。  今月19日に行われた第166回直木賞の選考会。選考委員9人による1回目の投票で「抜けていた」という評価を受け、今村翔吾さん(37)の「塞王の楯」(集英社)とともに栄冠に輝いたのが、米澤穂信さん(43)の「黒牢城」(KADOKAWA)だった。  同作の舞台は戦国時代

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