祖母が語った不思議な話・その捌拾弐(82)「振袖」

私が小さい頃、明治生まれの祖母がちょっと怖くて不思議な話をたくさん聞かせてくれました。少しずつアップしていきます。 イラスト:チョコ太郎  祖母は普段からよく着物を着ていた。 小学2年生の春先、縁側に寝転びながら祖母が着物を手入れしているのを見ていて 「大切にしているね!」と声をかけると 「気にいった着物は自分の一部みたいな感じがしてね。そうだ、私のお父さんが話してくれた着物にまつわる話を聞くかい

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