‎なぜ小沢健二はライブの終わりに「日常に帰ろう」と言うのか

特に『LIFE』期と、その後数年続くヒットシングル連発期、小沢健二の音楽を聴くことは、誤解を恐れずに言うなら、恥じらいと隣合わせにあった。それは恥じらわずにはいられないくらいの情熱と高揚感が、特にその時期の小沢健二の音楽にはあったから。しかし同時に小沢健二は、そんな日常と非日常の間の「恥じらい」のゾーンでまごついているリスナーたちの手を王子様のように引いて、一気に非日常へと連れ去る類稀なるエンター

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE