演劇界を覆う「蜷川ロス」…その精神は生き続ける

蜷川幸雄さん<2016年、悼む:演出家 蜷川幸雄さん>  演出家の蜷川幸雄さんが今年5月に80歳で亡くなってから7カ月が過ぎた。「世界のニナガワ」とも言われ、圧倒的な存在感で日本の演劇界をけん引し続け、晩年になっても年10本近い舞台を演出した。そんなかけがえのない巨匠がもういないという喪失感、「蜷川ロス」が今も演劇界を覆っている。【構成=林尚之】 ●現場復帰を信じ病床には3冊の台本  昨年12月に

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