出かけた“死神”をひとり森の中で待つ初。日が沈み始め、思い出すのはあの日の事故の記憶だった/死神に嫁ぐ日5

椿カヲリ著の書籍『死神に嫁ぐ日』から厳選して全9回連載でお届けします。今回は第5回です。椿カヲリが紡ぐ 『死神に嫁ぐ日』は、死にたがりな少女・初(うぶ)と“死神”の小さな恋物語。「死神さん、わたしを殺して――」深い森の奥の奥“死神の森”を訪ねた孤独な少女はそう願った。死神と呼ばれる男は出かけ、初は森の家にひとり残されてしまった。暗くなると、あの事故のことを思い出す――。 『死神に嫁ぐ日』を最初から

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