幸せ日常に宿ることに気づく! 綿矢りさの『手のひらの京』 ほか、今月のオススメ★BOOK
幸せは日常に宿る ことに気がつける『手のひらの京』 綿矢りさ京都に生まれ暮らす奥沢家の三姉妹。心配性の綾香、恋愛体質の羽うい依、現代っ子の凜が織り成す日常に浮かび上がる色鮮やかな春夏秋冬。結婚、新生活、就職など、それぞれ変化の季節を迎える彼女たちのこまやかな心情が切り取られている。京都生まれの著者が、初めてふるさとを正面から描いた長編小説。古都がいちだんと表情豊かに感じられるはず。(新潮社 ¥14