柳家小三治が2年前に披露した“傑作マクラ” 「その若者は私のことを人間国宝だなんて知らないで…」
「小三治師匠、マクラが長くてね」
【画像】新宿末廣亭の前でポーズを取る柳家小三治
という声を頻繁に聞くようになったのは、いつごろだっただろうか?
たしかに、長いのだ。
新宿末廣亭のトリのときでさえも、マクラが続く。あれ、このままだと落語やらないのかな……と不安になってくると、ふっと噺に入り、9時ちょっと前には追い出し太鼓が鳴るという寸法だった。
落語を聴きたいという欲求はあるものの、私は柳