あなたもきっと騙される。カルト教団にハマった家族から虐待を受ける少女を救い出した先にはまさかの真相が…

『邪教の子』(澤村伊智/文藝春秋)  悲惨な境遇に置かれている「囚われの姫」を助け出す物語は、いつの時代も人気だ。だが、『邪教の子』(澤村伊智/文藝春秋)は救出劇の先に、練り込まれた衝撃がふんだんに詰め込まれている、一風変わった作品だ。  作者の澤村氏は2015年に『ぼぎわんが、来る』(KADOKAWA)で、日本ホラー小説大賞の大賞を受賞。2019年には「学校は死の匂い」で日本推理作家協会賞短編

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