怪異蒐集家・中山市朗が語るコロナ禍と怪談 「平和な世の中だからこそ恐怖が楽しめる」 2021/10/20 怪異蒐集家・中山市朗 怪異蒐集家・中山市朗の最新作『怪談狩り 黒いバス』(角川ホラー文庫)が8月に発売され、話題になった。本作は、2年ぶりに刊行された『怪談狩り』シリーズの第7弾。副題となっている「黒いバス」のほか、実話をもとに執筆された怪談噺が61編収録されている。 本作の見どころは、さまざまな短編のなかに登場する「黒いバス」の存在。時期も違えば、場所も違う。果たして本当に、全く繋がりのない人