ゾッとする結末が…終末的世界を描く深緑野分『カミサマはそういない』

独創的な世界観と短編ならではの展開を味わい尽くす。それができるのが、深緑野分さんの最新短編集『カミサマはそういない』だ。 「当初、編集者さんと話していたのは、デビュー短編集『オーブランの少女』が全部女の子の話だったので、今回は全部、男の人が主人公の短編にしよう、ということでした」 幻想的なもの、SF的なものなど切り口も読み心地もさまざま。巻頭の「伊藤が消えた」は同居していた青年3人のうち1人が失

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