未婚の母はタブーとされるモロッコで、臨月のお腹を抱えてさまよう…「出産」を通じて描く“女性の連帯” 「モロッコ、彼女たちの朝」を採点!
〈あらすじ〉
美容師のサミア(ニスリン・エラディ)は臨月のお腹を抱え、カサブランカの路地をさまよっていた。モロッコでは未婚の母はタブーであるため、サミアは仕事も住まいも失ってしまったのだ。小さなパン屋を営むアブラ(ルブナ・アザバル)は、路上に座り込む彼女を見るに見かねて家に招き入れる。未亡人のアブラは、幼い娘のワルダとの生活を守るために、心を閉ざして働き続けていた。伝統的なパン作りが得意でおしゃれ