アラブの国のシングルマザーと未婚の妊婦の交流描く「モロッコ、彼女たちの朝」 ステレオタイプな男性が登場しない理由
北アフリカのモロッコを舞台に、シングルマザーと未婚の妊婦という、それぞれ孤独を抱える女性がパン作りを通して心を通わせていく姿を上質な映像と共に語る「モロッコ、彼女たちの朝」が公開された。監督は英国で映画製作を学び、本作が長編デビューとなるマリヤム・トゥザニ。物語は、トゥザニ監督がかつて家族で世話をした未婚の妊婦との思い出が基になっている。アラブの国モロッコで女性監督として初めて、2019年のカンヌ