「核なき世界」見届ける 90歳、廃絶訴え続け―被爆者の矢野さん・広島

取材に応じる被爆者の矢野美耶古さん=7月29日、広島市中区 「戦後、生きていたくないと思うこともあった。でも今は、核なき世界の実現を見届けるまでもう少し頑張りたい」。核兵器禁止条約が発効した1月22日、広島市の原爆ドーム前で開かれた集会で、被爆者の矢野美耶古さん(90)=同市西区=は決意を口にした。 矢野さんは14歳の時、爆心地から約4キロ離れた自宅で被爆した。学徒動員で、現在の平和記念資料館の辺

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE