【「アウシュヴィッツ・レポート」評論】「悲劇はまだ終わっていない」エンドロールで流れる思慮深くも大胆な実験的試み

2021年、世界が歴史的なストレスにさらされている中、第93回アカデミー賞国際長編映画賞のスロバキア代表に選出された「アウシュヴィッツ・レポート」は映画ファンが現実逃避や気晴らしのために見るような娯楽作品ではない。しかし、著名な哲学者ジョージ・サンタヤーナの名言が引用されるイントロダクションは全ての観客の関心を引くはずだ。「過去を覚えていない人は、過去を繰り返す運命にある」。  寛容、平和、人間性

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE