日本で木下大サーカスだけが生き残ってきた理由 2016/12/11 木下大サーカスの木下唯志社長 国際情報誌・SAPIOの人気連載『日本の芸能を旅する』第七回はサーカス編。ノンフィクション作家・上原善広氏が木下大サーカスの木下唯志社長のもとを訪ねた。 * * * サーカスを見るのは小学生以来、実に三〇年振りだった。 四〇分ほどのショーを見ると、ホワイト・ライオンも出る猛獣ショーから綱渡り、空中ブランコなど二〇ほどの演目が次から次へと披露される。場面転換の際の