映画『わたしはダフネ』 生成りの言葉と風景と

ダウン症の女性と父親の物語。そういう先入観は見事に打ち砕かれる。公開されたイタリア映画『わたしはダフネ』(フェデリコ・ボンディ監督・脚本)は、母親を失った一人の個性的な女性と、彼女を見守っているつもりが、実は見守られていることに気付く父親の物語だ。 ダフネを演じているのはカロリーナ・ラスパンティさん。ダウン症だが、作品の冒頭から、観客はそのことを忘れ始める。母マリアの突然の死で、父ルイジと二人での

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE