【「最後にして最初の人類」評論】音楽家が人類の儚さと希望を描く予言的SFを映像化 視覚と聴覚から宇宙規模の内省に誘う

「博士と彼女のセオリー」(14)、「メッセージ」(16)など映画音楽でもその名を知られる作曲家ヨハン・ヨハンソンの初監督長編作品で、遺作となった映像作品。その哲学的な考察で、スタニスワフ・レムらに影響を与えた、英国人作家オラフ・ステープルドンの同名小説のテキストをティルダ・スウィントンが朗読する。  20億年後の未来から、人間同士の殺戮や自然環境を破壊する過度な開発など、これまで人間が犯してきた愚

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