他者を理解するために、「自分の常識」を振り返ってみよう。『琥珀の夏』/佐藤日向の#砂糖図書館22

子どもの頃の記憶というのは不思議で、全て覚えているわけではないのに、断片的に印象的だった記憶が強く残っている。 戦慄のホラーサスペンス小説が教えてくれたこと。『リカ』/佐藤日向の#砂糖図書館⑲ 幼稚園や小学校の頃の友達、先生の顔はハッキリ覚えてはいなくても、交わした会話や貰った言葉は、22歳になった今でも覚えている。 だが辻村深月さんの『琥珀の夏』という作品を読み終えたあと、今覚えている過去の記憶

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