【洋楽を抱きしめて】ドゥービーズを頂点に押し上げた『ミニット・バイ・ミニット』 2021/7/24 ドゥービー・ブラザーズほど音楽スタイルを変貌させたグループはそうはないだろう。初期の、切れのよいギター・カッティングが特徴的な、どこか土臭いサウンドで、力強く男っぽいトム・ジョンストンのボーカルが乗った作品の数々。 それに対し、AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)的とでもいうのか、ジャズ、フュージョンの味わいもあるシンセサイザー中心の都会的なサウンドが、ソフトなテノールのマイケル・マクドナル