藍鼠、瓶覗、鉄御納戸…どんな「色」かご存知ですか? 江戸の色彩から生まれる人情物語

『色にいでにけり』(坂井希久子 著)文春文庫  藍鼠(あいねず)、瓶覗(かめのぞき)、鉄御納戸(てつおなんど)、白練(しろねり)、錆浅黄(さびあさぎ)、猩猩緋(しょうじょうひ)、黄丹色(おうにいろ)、梅幸茶(ばいこうちや)、虫青(むしあお)――本書に登場する〈色の名前〉の、ごく一部である。  読む手を止めてどんな色なのか調べたい、現物を見たいという思いと、早く先が読みたいというジレンマに何度も引

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