いびつな歴史的背景の東欧社会、もがきを描いた2作

24日に公開される「こころに剣士を」は、バルト3国エストニアの小さな町が舞台だ。新米教師と生徒たちの心温まる実話をもとにしているが、そこには旧ソ連・スターリンの影が色濃くのし掛かっている。  自由を封じられるだけでなく、尊厳を奪われ、気力をつぶされる。スターリン統治下の異様な重圧は、ジェフリー・アーチャーの新シリーズ「クリフトン年代記」の第5部を読んだばかりだったので、今作のディテールにもぴんと来

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