【「RUN ラン」評論】サラ・ポールソンが創り上げた強烈すぎる毒母像 言葉と行動の整合性のなさに震える

パソコン画面上でドラマが展開するという“縛り”を効果的に用いた「search サーチ」のアニーシュ・チャガンティ監督による新作は、またもや超シンプルなタイトルで好奇心を刺激する。Run=走る。冒頭から早速、その本来の意味が反転していく。ヒロインが背負うのは「不整脈」「血色素症」「ぜんそく」「糖尿病」「麻痺」という症状。今回の“縛り”は「走ることができない」というものだ。  物語の中心を担うのは、慢

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