疎遠だった母と他愛ない会話を交わした5日間。この物語には仕掛けが…! ユニークな構造に唸る『私の名前はルーシー・バートン』

『私の名前はルーシー・バートン』(小川高義:訳/早川書房)  病気を患い入院したルーシー。ある日気がつくと横になった自分の足元に長年会っていなかった母が座っていた。 「ママ?」 「はい、ルーシー」  母はその日から病室に5日間寝泊まりし、しばらくぶりにルーシーと母との会話が始まる。  昨年末、ピュリッツァー賞を受賞した『オリーヴ・キタリッジの生活』の続編、『オリーヴ・キタリッジ、ふたたび』が日本で

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