川にかかる小さな橋。その川面で拝一刀が死闘を演じていた!――春日太一の木曜邦画劇場

1972年(83分)/東宝/2750円(税込)  拙著最新刊『時代劇聖地巡礼』(ミシマ社)の発売に合わせ、ここのところ本連載は「時代劇とロケ地」という視点から作品を切り取っている。  過去二回は、由緒ある神社仏閣が「時代劇の撮影」となると普段の落ち着いたたたずまいから一転、殺戮や狂気の舞台に変貌する――という切り口で述べてきた。  ただ、時代劇のロケ地は必ずしもそうした風光明媚な場所だけではない

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