“キャンセル・カルチャー”に一石を投じる実話! 東独のボブ・ディランの告白『グンダーマン』

“東ドイツのボブ・ディラン”と呼ばれた男がいた。ゲアハルト・グンダーマンが、その人だ。グンダーマンは昼間は石炭の採掘場でパワーショベルを操縦し、仕事が終わるとステージに上がって、自作の曲を歌った。働くこと、生きることの厳しさと喜びをせつせつと歌い上げ、労働者たちの共感を呼んだ。だが、彼には隠された別の顔があった。東ドイツの国家保安省(シュタージ)に協力し、スパイとしても活動していたのだ。労働者のヒ

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