台湾から西表島にやってきた老女の個人史、記憶から紐解かれる知られざる炭坑の歴史をたどる「緑の牢獄」
台湾から八重山諸島に渡った移民たちをテーマにした作品を発表し、沖縄を拠点に活動する台湾出身の黄インイク監督の最新作「緑の牢獄」が公開された。植民地時代の台湾から養父とともに沖縄・西表島に来て、人生の大半を島で過ごした90歳の橋間良子さんと家族、そして島にあった炭坑の過去を、橋間さんの語りと記憶、歴史資料映像や再現ドラマとともに映し出す。黄監督に話を聞いた。
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