故・永六輔さん 60年来の仕事仲間と泣き合った最期の日々

最後のテレビ出演は大橋巨泉とともに訪れた『徹子の部屋』 病床で横になったまま、アイスキャンディーをなめて、あたりめをしゃぶって、家族で大笑いしていた。翌日も暑い日だった。東京は酷暑の37℃。その日、「お先に失礼!」というように、永六輔さんが息を引き取った。享年83。七夕の日だった。  優しく巧みに言葉を操る才能。昭和芸能界の生き字引ともいわれる幅広い人脈。永さんは今日の娯楽メディアの基礎を作りあげ...

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