母の「百カ日法要」。誰もいない実家で、押し寄せる記憶/鴻上尚史

―[連載「ドン・キホーテのピアス」<文/鴻上尚史>]― ◆母の「百カ日法要」。誰もいない実家で、押し寄せる記憶  去年の11月に母親が亡くなりました。  母親の「四十九日法要」は、コロナで難しいんじゃないかという弟の予想で、「百カ日法要」というものにかえてもらいました。  本当は、「お葬式をしたんだから、コロナ禍だし、その後の法要はいいんじゃないかな」と言いそうになったのですが、信心深い親戚の人

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