【派遣警察官の10年 東日本大震災】「心に寄り添う演奏を」 警視庁広報課音楽隊・瀧内雅彦警部補(46)

コロナ禍に見舞われ、自粛が叫ばれている今の状況は、どこか、あの時に似ていると感じている。  震災直後、テレビCMは自粛され、お笑いライブやスポーツ、あらゆるイベントの類が中止された。音楽でさえも、一部から「不謹慎だ」といわれた。  こうした中、震災発生2カ月後、被災地に慰問演奏で派遣された。岩手に向かうときには「本当に必要とされるだろうか」と不安が尽きなかった。  だが、被災者らは待ち構えるように

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