帰らぬ娘「この海に」 待ち続け、捜索見詰める母―東日本大震災10年・宮城

海上保安庁による行方不明者の捜索を前に、花を手向ける成田博美さん(左)=2月11日、宮城県女川町 「この海のどこかに娘はいる」。東日本大震災から間もなく10年となる2月。宮城県女川町で、1人の女性が赤とピンクに彩られた花束を堤防に手向け、沖合で行われる行方不明者の捜索を祈るように見詰めていた。 石巻市の成田博美さん(60)の一人娘絵美さん=当時(26)=はあの日、勤め先の七十七銀行女川支店で、屋上

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