【東日本大震災】息子の帰宅を10年待って、ケーキはいつも「半分こ」

スポーツマンで精悍(せいかん)な顔立ちの宏規さん(村上さん提供)  自宅の仏壇に朝ごはんを供える。きょうの献立はいもの天ぷら、ほうれん草のおひたし、豚汁、ごはん。線香を焚き、手を合わせ、顔をあげて写真の宏規さんを見つめる。【写真】10年間きれいに掃除された宏規さんの部屋、骨組みだけ残った南三陸防災対策庁舎  宮城県気仙沼市の村上勝正さん(71)・和子さん(68)夫妻の日課だ。夜ごはんの時間になると

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