尊氏から家紋賜る荻野氏 後に光秀と激戦繰り広げ【丹波の戦国武家を探る】(6) 2021/2/14 荻野氏に多用される「二つ引両」紋 この連載は、中世を生きた「丹波武士」たちの歴史を家紋と名字、山城などから探ろうというものである。 黒井城跡 別名「保月城」。猪口山山上の主郭を中核として、三方に伸びる尾根筋に曲輪を配置した一大山城。八木城、八上城と並んで丹波三大山城の一つに数えられる。主郭部に残る石垣は、斎藤利三、堀尾吉晴らの手になるものだ。 丹波の荻野氏といえば、兵庫県丹波市の黒井城主・荻野(赤