“親指キーボード”世代の直木賞作家が語る「レコードと青春」

黒川博行・作家 (c)朝日新聞社  ギャンブル好きで知られる直木賞作家・黒川博行氏の連載『出たとこ勝負』。今回は、レコードについて。*  *  * パソコンのキーボードの調子がわるくなった。打ち込んだはずの文字がときどき、ちがうものになってディスプレーに出る。こいつもそろそろ寿命かと、裏のラベルを見ると2005年製だった。 わたしは『OASYS V10』という日本語ワープロソフトで原稿を書いてい

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