「山谷」バイオレンス群像劇、闘争の現場にいた人たちの肉声が伝わる

牧村康正著『ヤクザと過激派が棲む街』は、1970年代から80年代にかけてのドヤ街「山谷」を舞台に、「やられたらやり返せ」をスローガンに活動した過激派「山谷労働争議団」のメンバーたちの群像劇を描きながら、そもそも過激派とは? 左翼右翼とは何者なのか? ヤクザとはどう違うのか? 彼らは何のためにたたかっているのか? ――それぞれの出自と系譜、存在理由を、日本の戦後史のなかで捉え直していく渾身のノンフィ

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