担当歴55年の記者が語る石原プロ 主亡き後30年以上も存続できたのは国民に愛された証

◇石原プロモーション 58年の歴史に幕  石原プロモーションは日本の芸能事務所で稀有(けう)な存在だ。昭和の太陽といわれた石原裕次郎が28歳の時、当時の五社協定のおきてを破って「映画を作るため」に起こした。その魂を同志の三船敏郎の三船プロと結実させたのが独立プロ映画の金字塔「黒部の太陽」だった。  その裕次郎が47歳で解離性大動脈瘤(りゅう)の大手術をした時、国民はこぞって生還を願った。他界後、主

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