「恥ずかしい映画は作れない」解散石原プロの苦悩 2021/1/17 72年11月、東宝、石原プロ作品「反逆の報酬」で石原裕次郎さん(左)と初共演する渡哲也さん昨年亡くなった渡哲也さんは、石原プロ社長として何をしたいかと聞くたびに「『おおかみ少年』と言われても仕方がありませんが、映画を何としても作りたい」と答えた。「石原プロ」はもともと石原裕次郎さんと一緒に映画を作りたいと思う仲間が集まった会社だった。昭和30年代の映画全盛期、量産態勢の中で大スターとなった裕次郎さ