凡百の青春映画にない悲劇を伝える一瞬の画に、衝撃!――春日太一の木曜邦画劇場

1968年(84分)/松竹/2800円(税抜)  十代の終わり頃に今はなき大井武蔵野館のレイトショーで『落葉とくちづけ』を観て、爽やかな青春映画と思いきや全くの予想外の展開と結末だったことに衝撃を受けた――という話を前回述べた。  その後、気になって当時できたばかりの恵比寿のTSUTAYAに向かった。何か『落葉~』と似た感じの作品がないか探そうと思ったからだ。ここは、とにかく旧作邦画のレンタルビ

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