経堂と千歳船橋、小田急線のとなり駅で育ったふたり……“坪内祐三の見た風景”を高田文夫が読む

『玉電松原物語』(坪内祐三 著)新潮社  60年以上も買い、読み続けているのに「週刊文春」からの原稿依頼というのも珍しい。きけば2020年1月に急逝した坪内祐三の遺作『玉電松原物語』(新潮社)をとりあげたいとのこと。きっと担当者は「たしか何かに書いてたけど高田もあのあたりじゃね」なんて感じで言ってきたのだろう。その通りなのだ。坪内は昭和33年渋谷(初台)に生まれ世田谷(赤堤(あかつつみ))に育っ

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