親友への結婚祝い。私が入力しようとした名前は、彼女のものではなかった

2020年12月14日。仕事の昼休み、私は高校時代からの親友に、オンラインストアで結婚祝いを送ろうとしていた。本州の反対側に住む彼女には、もう何十回も贈り物を送っていた。いつもの誕生日プレゼントを送る時と同じように、住所や電話番号を打ち込んでいく。ふと、宛名を入れようとして、手が止まった。私は彼女の名前を、ずっと苗字で呼んでいた。何百回、何千回と彼女を、彼女の苗字で呼んでいた。私が入力しようとした

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