『ファーストラヴ』で直木賞、繊細な心理描写で人々を魅了する島本理生の映像化作品 2021/1/3 「動機はそちらで見つけてください」 ――アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本理生の小説『ファーストラヴ』。予測不能な結末と、タイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは2018年に発表されるや多くの反響を呼び、第159回直木賞を受賞、累計発行部数30万部を超えるベストセラーにとなる。映像化され話題となった直木賞受賞作、恩田陸『蜜蜂と遠雷』や東野圭吾『容疑者Xの