永瀬正敏主演作『BOLT』は原発事故がモチーフ…“失なわれた未来”を取り戻すことはできるのか?
林海象監督は日本におけるインディーズ映画の先駆者だ。29歳のときに製作費500万円の自主映画『夢みるように眠りたい』(86)で監督デビューを果たし、永瀬正敏主演作『我が人生最悪の時』(94)から始まる「私立探偵 濱マイク」シリーズも好評を博した。近年は京都芸術大学や東北芸術工科大学で学生たちを指導してきた林監督が、7年ぶりに新作映画『BOLT』を撮り上げた。2011年に起きた福島第一原発事故をモチ