付きまとった「死刑」 疑いの目に苦しみ続け―免田さん

「無罪になっても一生死刑は付きまとう」。免田栄さんは生前、時事通信の取材にこう語り、釈放後も犯人と疑う社会の目に苦しみ続けたと明かした。 「役人が白い手袋をはめ、普段の作業服から正式な服に着替えて来る。氷が張り詰めたように静かになっていく」。死刑確定後、執行におびえる日々。誰かが執行される朝はすぐに分かった。 「30人ぐらい役人が来る。どこで止まるか。自分の部屋か、隣の部屋か…」。自分ではないと分

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