「大連港をされど、少しも感情おこらぬ」引き揚げ労苦を刻む姉の日記

中国で暮らしていた頃の篠田さん一家。左端が美佐子さん=1939年1月姉の日記を開き、引き揚げの記憶をたどる妹の久保田節子さん(右)と弟の篠田春海さん=大分県臼杵市篠田美佐子さん 戦後、きょうだいでずっと大切にしてきた日記帳がある。中国・大連で終戦を迎え、ソ連兵の暴力から逃れた家族7人が、長崎県佐世保市の浦頭(うらがしら)に引き揚げた記録。「紙の乏しい時代に万年筆1本でざら紙に残した日記。戦争を知ら

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