欅坂46から櫻坂46へ。解散じゃないけど淋しい。『推し、燃ゆ』の卓越した文章、推すことの「救いと絶望」を推す

欅坂46から櫻坂46への改名発表に複雑な気持ちになりながら、新三島賞作家・宇佐見りん『推し、燃ゆ』を、書評家・豊崎由美が熱く推す。ここまで推しの心理を抉った純文学小説は初めてなんじゃないだろうか。 「ワクワクしますね。初心を思い出してやるしかない」(菅井友香/欅坂46  2020年9月28日『ENCOUNT』) 推す気持ちの乱高下が身にこたえる 10月12、13日のラストライブをもって欅坂46とし

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