まだ見ぬ文学の深い森へ…希代の批評家・佐々木敦が先導する『絶体絶命文芸時評』

『絶体絶命文芸時評』(佐々木敦/書肆侃侃房)  以前、知人が佐々木敦について「ザ・批評家」だと形容していて、得心したことがある。佐々木氏は映画監督のゴダールを論じた本でデビューし、その後音楽レーベルを立ち上げて海外の音楽家の招聘も行い、国内では□□□(クチロロ)や蓮沼執太らの作品をリリース。編集長を務めた『エクス・ポ』という900ページにもわたる雑誌では、大々的に演劇を特集していた。  そんな佐々

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