小泉今日子が初めての映画プロデュースに挑戦!息苦しさを増す現実世界からの逃避行『ソワレ』
プロデューサー・小泉今日子の本気度がうかがえる。きっかけは、外山文治監督の短編映画『此の岸のこと』(10)を観たことだった。わずか30分の静謐な作品だが、老老介護のシビアさとそれでも消えることのない夫婦間の愛情の深さがファンタジックに描かれていた。『此の岸のこと』に感銘を受けた小泉今日子は、俳優の豊原功補と共に新しい会社を立ち上げ、外山監督の新作長編映画をプロデュースする。それが村上虹郎と芋生悠が