デビューから15年 綿矢りささん「自分の20代を振り返った作品でもあるんです」

『手のひらの京』(新潮社)は、綿矢りささんの3年ぶりの長編小説で、主人公は図書館勤務の長女・綾香、社会人1年目の次女・羽依、理系大学院生の三女・凛の三姉妹。  31歳の綾香は結婚にまつわる悩みを抱え、トントン拍子の人生を歩んできた羽依は生まれて初めて壁にぶつかり、研究に没頭する凛は将来、東京に出たいという気持ちをひそかに抱いて過ごしている。三姉妹の春夏秋冬を描いた小説の舞台は、京都だ。 京都と距

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