対馬丸撃沈から76年 「父を返して」 2020/8/23 喜屋武盛好さん対馬丸乗船の兄妹母とも死別 太平洋戦争後期、沖縄を出港した疎開船「対馬丸」が鹿児島県沖で米潜水艦に撃沈され、子どもら1500人近くが犠牲になった事件から22日で76年を迎えた。那覇市の碑「小桜の塔」では慰霊祭が営まれ、遺族らが鎮魂の祈りをささげた。参列した喜屋武盛宜(きやたけもりよし)さん(85)=沖縄県沖縄市=と妹の知名美智子さん(82)=那覇市=は家族と乗船し、父を亡くした。2