夏目漱石の小説「三四郎」で、九州から上京した主人公の若者は…

夏目漱石の小説「三四郎」で、九州から上京した主人公の若者は東京の最新風物にいたく刺激を受ける。その一つが娘義太夫。若い女性たちが演じる声や表情に、時の青年たちは熱狂したという ▼中でも熱心なファンは「どうする連」と呼ばれた。語りの途中で「どうするどうする」と、客席から合いの手を入れたため命名されたそうだ ▼さらに熱が入ると、ひいきのグループごとにそろいのはんてんを製作。お目当ての芸人が乗る人力車を

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