患者の死を看取りながら成長する医師を描く 『サイレント・ブレス』 (南杏子 著)

みなみきょうこ/1961年徳島県生まれ。日本女子大学卒業。出版社勤務を経て東海大学医学部に学士編入。大学病院老年内科等に勤務した後、スイスへ転居。帰国後は終末期医療専門病院に勤務。本作でデビュー。 幻冬舎 1600円+税 「サイレント・ブレス」というのは〈穏やかな終末期を迎えることをイメージする言葉〉だそうだ。その題名どおり、本書は訪問診療を受ける終末期の患者たちの死をめぐる物語である。  主人公

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